傷だらけのピストンを見ながら


『以前、ヤフオクで落札したいたシリンダーとピストンがあったはず…』と梱包を開けてみると、確かに程度は悪くないものの、やはりピストンに傷があるわけで…orz
『二硫化モリブデンショット(MOS)+WPC加工に出そうか、それとも純正のピストンにするかだなぁ…』と思い、底冷えのする秘密基地を後にし、自宅で価格を調べることにした。
まずMOS+WPCで加工する場合…
ネットで調べてみると、ピストンとピストンリング、ピストンピンを同時に加工すべきであり、可能ならばシリンダーも加工するとフリクションがかなり減少すると書いてある。
それはそうとして気になるお値段はというと…
・ピストン(直径70超~80以下、高さ50超~60以下の場合)@4,940円×4個=19,760円
・ピストンリング(エキスパンションリングを除く)@700円×4本×4気筒=11,200円
・ピストンピン@1,300円×4本=5,200円
以上、合計36,160円(送料を除く)とかなり高価。
では純正部品(新品)にした場合のお値段はというと…
・ピストン(13001-1205)@3,759円×4個=15,036円
・ピストンリングセット(13008-1053)@2,594円×4セット=10,376円
・ピストンピン(13002-1023)@851円×4本=3,404円
以上、合計28,816円(送料を除く)となり、加工するよりも7,000円以上安いことがわかりました。
本当は新品の純正部品にMOS+WPC加工がベストなのでしょうけれど、新オーナーにオイル管理をきちんと行っていただくことにして、今回は純正の新品部品で組上げようと考えています。
ちなみにシリンダーヘッドの歪はまだ測定しておりませんが、仮に面研が必要な場合には加工代金として別途約8,000円(送料別)ほど掛かるようです。
以上のことから、カワサキの特約店で「ニンジャの腰上OH代金は幾ら位ですか?」と訊いた時、「水冷の4気筒ですから…恐らく20万円は下らないと思います」と言われたのも納得しました。他にもボルトやガスケットなどの部品交換が必要ですし、おまけに水冷エンジンだと冷却まわりの部品も同時に交換することになるので、工賃を合わせると恐らくその位の値段になっていまうものなのだろうと思いました。
空冷ツイン(Z750TWIN)はその点、有難いです。
まぁ、部品がメーカーから出れば…ですけど(自爆)。

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